【研修会講師】カスタマーハラスメント対応
こんにちは、ソアレ社会保険労務士法人です。
令和5年9月14日、庄原市社会福祉協議会様のご依頼で、職員研修会の講師を務めさせていただきました。
今回のテーマは「高齢者の権利とカスタマーハラスメント」です。
令和5年5月11日にも「介護現場におけるハラスメント」という内容で講演させていただいたのですが、今回はハラスメントの中でもカスタマーハラスメントに焦点を当てた内容となっております。
「カスタマーハラスメント」とは、「カスハラ」とも略され、顧客から企業や従業員に対して行われるハラスメントのことです。お客様であるといった立場の優位性を盾に、悪質な要求や理不尽なクレームを行う行為であり、企業の正常な業務運営に支障をきたす問題です。
代表的なカスタマーハラスメント内容
<要求内容>
- 欠陥があった商品の代金より、高額な賠償を要求
- 謝罪として土下座を求めるもの
- 従業員の解雇を求める要求
- 自社製品以外の要求
- 不当な返品を要求(返品期限を過ぎている返品など)
- 実現不可能な要求(法律を変える、子どもを泣き止ませるなど)
- 発生した事実に対して、相応に対応したにもかかわらず、社長や企業トップを出せという要求
<要求態度>
- 時間拘束型 (例)長時間にわたって従業員にクレーム対応を強いる
- リピート型 (例)理不尽な要望について、繰り返し電話や訪問での問い合わせをしてくる
- 暴言型 (例)店頭や電話で暴言を吐く
- 暴力型 (例)体に接触したときに物を振り回す、従業員や設備を殴る、ドアを強く開け閉めする
- 威嚇・脅迫型 (例)予告して怖がらせる脅迫的な発言
- 権威型 (例)やたらと威張り、特別扱いで要求を通そうとする
- 店舗外拘束型 (例)職場外である自宅や特定の場所に呼びつけてクレームを行う
- SNS/インターネット上での誹謗中傷型 (例)インターネット上に名誉を毀損したり、プライバシーを侵害する情報が掲載される。
では、社内でカスタマーハラスメントが起きた場合、組織としてどう対処すれば良いのでしょうか?
今回の職員研修では、そんなカスタマ―ハラスメントの対応方法について、詳しくご紹介させていただきました。
講演会にご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
当事務所では、介護事業所をはじめ経営者の皆様のお力になるべく、労働・社会保険に関する相談会や講演会(職員研修会)を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
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