市民後見人養成研修について
みなさま、こんにちは。ソアレ社会保険労務士法人です。
今回は、社会福祉法人廿日市市社会福祉協議会様からのご依頼で「廿日市市 市民後見人養成研修」の講師を務めさせていただきました。
◆実施日:令和6年11月16日
◆場所:山崎本社みんなのあいプラザ3階 講座室
「廿日市市 市民後見人養成研修」には様々なカリキュラムがありますが、私は研修科目【関係制度・法律】の学習項目である≪公的医療保険制度≫≪年金保険制度≫を担当し、「市民後見人養成テキスト」に沿って研修を進めさせていただきました。
◆研修項目◆
【公的医療保険制度】
①5つの公的医療保険・・・後期高齢者医療・国民健康保険(国保)・全国健康保険協会(協会けんぽ)・健康保険組合(健保組合)・共済組合
②窓口負担・・・一般的な窓口、高額医療費
③その他・・・傷病手当金・出産手当金、出産育児一時金、埋葬料・葬祭費、労災保険との適用関係
【年金保険制度】
①公的年金の意義・特徴・・・国民皆年金、社会保険方式、世代と世代の支えあい(世代間扶養)
②年金制度の体系・・・国民年金(基礎年金)=1階部分、被用者年金(厚生年金)=2階部分、公的年金の上乗せ年金=3階部分
③被保険者の種類と保険料・・・第1号被保険者、第2号被保険者、第3号被保険者
④年金の給付の種類・・・老齢年金、障害年金、遺族年金
⑤自分の年金額を確認して、老後のライフプランを考えよう
市民後見人とは、弁護士や司法書士、社会保険保険労務士などの資格をもたない、親族以外の市民による成年後見人等であり、市町村等の支援をうけて後見業務を適正に担います。今回お伝えした【公的医療保険制度】【年金保険制度】についての知識が、被後見人のよりよい生き方につながることを願っております。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
当事業所では、成年後見制度についても担当しておりますので、お気軽にご相談ください。