講師【定年延長について】
こんにちは、ソアレ社会保険労務士法人です。
令和6年12月19日、広島県社会福祉会館にて開催されました【令和6年度第2回「ひろしま社協活動推進会議」総務経理担当部会】にて、講師を務めさせていただきました。
■テーマ「定年延長について」
■講義内容
●定年延長に関する2025年4月からの法改正について
●雇用確保措置の3つの選択肢 ●経過措置の終了と実務対応
●定年延長・継続雇用制度が必要とされている理由
●定年延長・継続雇用制度のメリット / デメリットと対策
●定年延長に活用できる助成金制度
●法人・組織に求められる具体的な対応
●賃金制度の見直し ●労使協議の進め方
●高齢者が活躍できる職場づくり
「高年齢者雇用安定法」の改正により、2025年4月からすべての企業に「65歳までの雇用確保」が義務化されます。定年を65歳に引き上げることではなく、3つの雇用確保措置から企業が選択可能です。
◆「高年齢者雇用安定法(2021年4月1日施行)」で定められた雇用措置には以下の3つの選択肢があります◆
1.65歳までの定年引き上げ(現行の定年年齢を65歳まで引き上げる)
2.定年制の廃止(年齢に関係なく雇用を継続し、定年を設けない)
3.65歳までの継続雇用制度(再雇用制度・勤務延長)の導入(定年後も希望者を65歳まで継続雇用する)
企業の規模や業態に応じて、人事制度全体の見直しを含めた準備が求められますが、定年延長や継続雇用制度を効果的に機能させるには、高齢者が意欲を持って働ける環境整備が不可欠です。
制度導入後も定期的なフォローアップをおこない、従業員の方々からの質問や懸念に迅速に対応できる体制を整えましょう。
講義にご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
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